なぜ垂直登高率が重要なのか
スキモのレースは登りで勝負が決まるので、垂直登高率(VAM、1時間あたりに登ったメートル数)が中心的なパフォーマンス指標です。サイクリストにとってのパワーと同じです。計算ツールはテスト率とイージーの目安率を、1時間あたりのメートルまたはフィートで表示します。
VAMと心拍数で登りをペース配分する
長い登りはテストVAMの70〜95%。70%は1日中のツーリング、95%はレースの登りの閾値です。1,200 m/hなら840〜1,140 m/h。5つの心拍ゾーンと組み合わせます。ベースはゾーン2、閾値はゾーン4、急登のアタックはゾーン5。垂直率がレースを、心拍が日々の強度を管理します。
数値の読み方
テストVAMは勾配と雪に左右されます。一貫したほどほどに急なシールトラックが最も再現性があります。割れるクラストや低角度の地形は下げます。同じ登りで似た条件で再テストしてください。
垂直タイムトライアル(スキモのフィールドテスト)
休養が取れた状態で、一貫した登りで。最大限の努力なので、体調が悪ければ中止してください。
- 1
一貫した登りを選ぶ
既知の獲得標高500〜700 mで、平坦区間のない、安定したほどほどに急なシールトラック。
- 2
ウォームアップする
10〜15分イージーに登り、短い加速を数本。
- 3
固定された垂直をハードに登る
全垂直を、ハードで均等なタイムトライアルの努力で登ります。
- 4
垂直と時間を記録する
登ったメートル数と経過時間を入力すると、テストVAMとゾーンが出ます。
計算例
スキーヤーがタイムトライアル中に垂直600 mを30:00で登ります:
| 登った垂直 | 600 m |
| テストの所要時間 | 30:00 |
| テストVAM (600 m ÷ 0.5 h) | 1,200 m/h |
| イージーの登高率 (〜70%) | 840 m/h |
| 閾値の登高率 (〜95%) | 1,140 m/h |
単位の切り替えで、同じ率を1時間あたりのフィートで読めます。
よくある質問
スキーマウンテニアリングのVAMとは何ですか?
VAM(velocità ascensionale media)は垂直登高率、1時間あたりに登ったメートル数です。30分で600 m登れば1,200 m/h。スキモのレースは登りで決まるので、VAMが心拍数と並ぶ鍵となる基準です。
垂直タイムトライアルはどうやって行いますか?
既知の獲得標高500〜700 mの、一貫したほどほどに急な登りを選びます。10〜15分ウォームアップし、均等なタイムトライアルの努力で登り、メートル数と時間を記録します。垂直を時間(時)で割ればテストVAMです。
長い運動ではどれくらい速く登るべきですか?
持続的な登りはテストVAMの70〜95%でペース配分します。70%は1日中のツーリング、95%はレースの登りの閾値。1,200 m/hのテスト率なら840〜1,140 m/hです。
登りは心拍数と垂直率のどちらでペース配分すべきですか?
レースの登りは垂直率でペース配分します。心拍は遅れ、長い登りでずれるからです。日々のトレーニングには心拍ゾーンを。ベースはゾーン2、閾値はゾーン4です。
なぜテストVAMは登りごとに変わるのですか?
テストVAMは勾配と雪で変わります。一貫したほどほどに急なシールトラックが最も再現性があります。割れるクラストや低角度の地形は下げます。同じ登りで似た条件で再テストしてください。
出典
- Ferrari, VAM (velocità ascensionale media). Vertical ascent rate in meters per hour as a climbing-performance metric.
- Seiler & Tønnessen (2009). “Intervals, thresholds, and long slow distance: the role of intensity and duration in endurance training.” Sportscience 13:32–53.
- How Kilian Jornet Trains (and Why He Counts Metres, Not Kilometres)Kilian Jornet measures training in vertical gain, builds a 3 to 4 month easy base every year, and coaches himself by feel. The method and the 2026 season.
- How Rémi Bonnet Trains (2,194 Metres of Climbing an Hour)Bonnet climbed 1,000m in 27:21 on a 50% gradient. Vertical ascent rate is the honest number in uphill sport, and here is how to work out your own.
